Wedding Report

緑豊かな場所での結婚式をご希望されていたおふたり。通常非公開の「月真院」の美しい庭園と、700坪の豊かな緑に包まれた「AKAGANE RESORT KYOTO HIGASHIYAMA 1925」の雰囲気をお気に召していただきました。また、遠方から祝福に駆けつけてくださるゲストもいらっしゃったため、京都駅からのシャトルバスのご用意があることもお喜びくださり、おふたりの大切な一日の舞台としてお選びいただきました。

結婚式の準備期間は、当日ゲストと過ごす時間を想像する、心ときめく日々。おふたりが重視されたのは、集まってくれたおひとりおひとりと、ゆっくり言葉を交わし笑顔で写真を撮り合う、あたたかなふれあいの時間でした。その想いを軸に、丁寧にご準備を進められました。そして、ビールが大好きなおふたりからゲストへの最高のおもてなしとして、心のこもった手作りビールを用意！ゲストの喜ぶ顔を思い浮かべながら、最高の時間を創り上げるための、愛おしい打ち合わせ期間となりました。

柔らかな光が降り注ぎ、豊かな緑が輝く月真院のガーデン。新婦様は、これまで愛情いっぱいに育ててくれたお父様のエスコートで、祝福の中バージンロードをゆっくりと進みます。そして、お母様からは、娘への最後の身支度として「扇の儀」を行っていただき、家族の深い絆と愛情を感じる、感動的なひとときとなりました。ゲストの温かな眼差しに見守られる中、大切な誓いの指輪を運ぶのは、可愛らしいリングガールを務めてくれたお子様ゲスト。会場全体が思わず笑顔になりました。挙式の締めくくりにはブーケトスを。青空に向かって放たれたブーケにゲストの歓声があがり、笑顔で満たされるセレモニーとなりました。

「枠にとらわれない、ふたりだけの結婚式」という想いは、披露宴会場の隅々にまで息づいていました。クリエイターと共に丁寧に創り上げたのは、ナチュラルな温もりの中に、ハッとするような鮮やかな差し色が踊る、唯一無二のアート空間。テーブルには、黄色をアクセントに紫やオレンジ、白、ピンクなど、色とりどりの花々が咲き誇り、まるで庭園のよう。遊び心と洗練されたセンスが同居するその空間は、おふたりの「no title」というメッセージを、言葉以上に美しく物語っていました。

「おふたりの大好きを、みんなの楽しいに」そんな想いを込めて、愛情たっぷりに手作りしたオリジナルビールが、いよいよゲストの元へ。グラスを片手に、おふたりは各テーブルを巡ります。お一人お一人の目を見て、最高の笑顔で「乾杯！」。グラスが重なる音と、弾けるような笑い声が会場を満たしました。まさに、おふたりの温かな想いがゲスト全員の心に届き、会場がひとつになる時間。ゲストはその後も、この日だけの特別なビールを心ゆくまで楽しまれました。

お色直しでは、鮮やかなブルーのドレスにダウンヘアスタイルでガラッと雰囲気を変えてご登場された新婦様。ゲストの皆様からも「可愛い」と歓声が沢山上がっていました。

また、ゲストお一人お一人との繋がりを感じられる時間を何よりも大切にされるおふたりが設けられたのは、自由な歓談の時間。あちらこちらで記念写真のシャッターがきられ、会場は温かな笑顔とリラックスした空気に満たされていきました。パーティの結びには「ワンモアチアーズ」で乾杯。ゲストと心を通わせる、かけがえのない瞬間が、この日の最高の宝物となりました。